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5月23日 主治医からの説明 [家族、親族]

5月23日、定刻通り朝7時に大館着。

バス停まで父が迎えに来てくれると言っていたんだけど、

弟が気を利かせて、めずらしく早起きしてくれて(笑)、

父に代わって迎えに来てくれました。

帰るよ~とメールで連絡をしていた友達も、

なんだったら迎えに行くよ♪とメールくれたりで、

なんだかみんな優しいな^^

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家に帰ると、母が「買っといたよ♪」と、

caverunaが大好きな、玉子の太巻き☆

でも、これからみんなで朝ごはんだったので、

午後のお楽しみにしました。

家族全員4人での朝ごはん。

昨年のお盆以来かしら?


病院の予約時間は11時だったので、

10:30頃出発。

弟がいると車の運転してくれるので、とても助かります。

caverunaは、もう何十年もマニュアル車を運転していないので、

かなり心配・・・そのうちマジに練習しないとなぁ。


血圧、体重測った後は、待てども暮らせども・・・昼を過ぎました。

人も空いて来て、父は長椅子に横になって寝ています(自由だ)


おばあちゃんが入院してた時以来の病院。

父も母も、「7年前おばあちゃんを看取って、その後(昨年)、闘病中の

甥っ子と父の兄を看取って、さぁやっとうちの親戚には、

すぐに逝く病人もいないから、やっとゆっくりできるね!と言ってたのに、

自分達がこんなことになろうとは・・・」と言っていまして、

やっぱり、やりたいこと、行きたいところは、先延ばしにせず、

どんどんやるべきだなって思いました。

とりあえず両親においては、昨年金婚式や旅行に行って来れたので、

よかったと思っているようです。


母から、「とても説明がわかりやすくて、いい先生だったのよ♪」と事前に

聞いていたとおり、検査の画像を見ながら、丁寧に詳しく説明してくれました。

父は、caverunaが予想していた通り、腺癌でした。(ステージⅣ)

右肺上葉と下葉に腫瘍があり、肺癌とそれに伴う癌性胸膜炎との事。

「言葉が悪いですが、とても肺が汚いです」と先生。

↑ タバコの影響なのかしら?

55歳でタバコをやめた父。もう遅かったのかな・・・。


ラッキーなことに、PET、脳MRIの結果、
おそらく他に転移は、していないとの事。
「たぶん」、「おそらく」、ってのが気になるけど、まぁよかった。
続いて、抗がん剤の薬の説明、副作用についての説明。
もはや根治は不可で、抗がん剤で進行を遅らせるのだそうです。

一般的な抗癌剤「カルボプラチン」と「アリムタ」が、

最も効果が期待されるという説明。

他に、免疫チェックポイント阻害剤「キイトル-ダ」も併用可能だが、

副作用が強いため、年齢的なこと、持病的なもの考えると、

とてもリスクがあり、医師的にも「僕は勧めません」とのことでした。

(若い人には勧めるらしいよ)

場合によっては、死に至る人もいるってことで、

よって、ここの箇所をどうするか返事の必要があり、

皆、リスク高いんだったら、やらなくてもいいよね?という雰囲気だったんだけど、

念のため一度家に持ち帰って話し合って、後日返事をすることにした。

「キイトル-ダ」って、「効いとる~だぁ♪~」ってことなのかな?(笑)


ひととおり説明の後、何か聞きたいこと、不安な事、わからない事

ないですか?っていう質問タイムが終わり、

父が、治療をしなかったらどれくらい?治療したらどれくらい?・・・ごにょごにょ・・・

と言い始めて、

医師が、「本人が聞きたいというなら説明しますよ」と言ったんだけど、

そこでもはっきりしない父。

弟が「ほんとは聞きたいんじゃね?気になるんでしょ?」と父に問いただしたけど、

またもやごにょごにょと、父。

本人がお願いしますと言わない限り、医師も話さないので、

空気を読んでくれたのか、

「じゃぁ、この後泌尿器科の方もあるので、先に行っててください」ってことに。

まぁこの時点で、家族には話すのねってバレバレなんだけど。。。。


父がいなくなってからの医師は、さっきまでの穏やかな顔とは違い、

とても厳しい顔で、


治療をしなかったら、半年。

抗癌剤治療をして1年です。


(沈黙)


って、この沈黙が長い、長い!

しかも、医師は、じっと私達の目を見つめたままなので、

母は、たまらず泣きだすし、

泣いてる母が視界に入ると、つられてこっちまで涙が出る始末。

1年しかないんだ・・・とも思うし、

1年もあるんだ・・・とも思うし・・・

何ヶ月とか言われたら・・・もっとしんどかったかも。

caverunaが、「でも、あくまで一般論ですよね?」と言うと、

「もちろんそうです」と言ってくれて、なんとか会話がまたスタート。

「別の先生の話も聞いてみたいというなら、

セカンドオピニオンで紹介状も書くし、言ってください」と、

おっしゃっていただきましたが、

もうその必要はまったくない、先生お願いします!

って、言わなくても皆の心は一緒でした。


そんな先生の、秋田大学時代のフェイスブックを発見♪

お写真、なんか・・・おディーン様のよう[黒ハート]

「女子医大生からも絶大の人気を誇っていた、イケメン外科医」

と書いてあります!

「秋田県北部の肺癌患者の守り神」とも書いてあります[exclamation]


caveruna弟も偶然名前が同じ。

母も親近感が湧いているようでで

「うちの息子の名前と一字違いですよ~♪」とか言っちゃって。

もしかしたら歳も同じくらいかも。

まぁ、なんかうまが合わない嫌いな先生よりは、

好きな先生の方がね!いいんちゃう?


抗癌剤についての返事は、5月27日にすることになり、

この後、泌尿器科へ。(女医さんでした)

やはり、前立腺がんもあるそうで、

まずは肺がんの治療が優先なんだけど、

前立腺の方は、初期で、肺癌の薬と併用できるらしく、

三ヶ月に一回、お腹に注射するだけとの事。

この日早速、お腹にブスっと注射(笑)

リュープリンという治療の注射で、最短でも半年以上行うらしいです。

前立腺癌は、主に精巣で作られた男性ホルモンの刺激を受けて増殖するので、

この男性ホルモンの生産を押さえたりして治療するのだそう。

他に去勢術もあるらしいが、注射と去勢の治療効果は同じとの事。

もちろん、注射でも、

肝機能障害、コレステロール値中性脂肪値の上昇、ひてりや発汗、

性欲減退、女性化乳房、骨粗しょう症などといった副作用が出る可能性ありです。


次は、8月ね!ってことで終了。

肺癌の抗癌剤で髪ぬけるやん。でも、こっちで女性ホルモンやん。

どうなるんかな(笑)

まぁ髪の毛は、すでに半分無いようなもんなので、

医者もあまり真剣には言わないね。

「男性の人は、女性よりあまり気にならないと思うから♪」

ってな感じです。そうかな?(笑)

この際、ウイッグでいろんな髪型にしてみればいいじゃん!」

って弟(笑)冗談ですよ、冗談。


すべて終わったのが14時頃だったので、

病院の食堂でご飯を食べました。

父はラーメン。

母は、父のラーメンセットに付いてきた半チャーハンと、

caverunaの親子丼を少々。

弟は、デラックスうどんと、caverunaの残した親子丼。

弟の食いっぷりに、父も苦笑い。

「あなたにもこういう時があったのよ」と母(笑)


帰宅して、それぞれの時間。

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母の日に送ったアレンジメントが、まだ咲いていました♪


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来客用の車のスペースを作るんだと、
昨年のお盆に、庭をほとんどつぶしてしまった父。
花好きの母は、プンプンですが、
それでも春の花がちらほら咲いていて、目を和ませてくれます♪


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父は、弟と一緒に、車庫の中に駐車用の白線を引くのだと-。

まずはガムテで位置をばみって。。。(じっとしていられにない性格って・・・)


18時頃夕食。

父はいつも20時頃寝てしまうので、早目です。

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能代の病院に入院していた時に、

帰宅したら、玄関に置いてあったという大量の蕗!(鍵閉めろよ・・・笑)

心当たりご近所や知り合いに聞いてみたけど、誰だかわからず・・・

誰だかわからないけど、ありがとう!美味しかったです!

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父は、もうすっかりお酒は飲みたいと思わなくなったらしく、

弟とcaverunaで、飲みますう♪


つづく



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