紫陽花 [家族、親族]
4月になる頃、
食事もほとんどできない、
メールをうつことも出来なくなった父に、
今年の父の日は、
紫陽花の花でも送ろうかな・・・
なんて考えていたことを、
道端の紫陽花を見ていて思い出しました。
たまには違うスーパーでも行ってみるかな~
と、駅の反対側のスーパーへ行った帰り道、
そうだ、ここにシフォンケーキのお店が出来たんだった・・・
今度はここでケーキを買って父に食べさせようって思ってた
ことも思い出した。
なんだろな?本当に死んじゃったのかな?って思ったりする時がある。
それまでは、一年に一度、お盆に帰省するだけだったので、
亡くなったからと言って、あんまり変わらないじゃないか・・・
近くにいて、よく顔を見ていたなら、
もういないんだ
って、ものすごい虚無感に襲われそうだが、
caverunaの場合、そういうのはあまり無いので、
日に日に、もういないってことさえも、
不思議に思えてしょうがない。
昨年5月からの約一年は、
もう長くはないのかもしれない、という「死」への想像より、
いかにして癌と戦うか、だけで皆過ごしてきた感じがする。
だからなおさら、あともう少し長く生きていてほしかったなと・・・
欲を言えばキリが無いけどね・・・
あんなに元気なのに、死んじゃうんだなってことが、
いまだに脅威というか、泣けてくるんだよね・・・
死後の世界って、あると思っていて(笑)、
死んでも、次のステージで元気にやってると思うし、
生きている私たちの心の中でも生き続けていると思うから、
立ち直れないほど悲しい、寂しいっていうのはないんだけど、
いまだにこうして父のことを思うってことは、
それなりに辛いってことなのか。