8月1日の朝に… [家族、親族]
田舎の母が心配なので、
毎日、朝と夜にLINEをしています。
バイトがある日は、帰る時間が遅いので、
終わってから速攻LINEをします。
8月1日、土曜日もそうでした。
いつものように、母から、
お疲れ様、気を付けて帰ってね
いつもの返事が帰ってきました。
帰り道、コンビニに寄ったので、
帰宅したのが23:30でした。
カバンを置いたところで、母から電話。
こんな時間に何かあったのか?!
と、緊張して電話に出ると、明るめの声。
いったいどうした???
と思いながら話を聞くと、
病院へ行くために、
朝6:00にスマホのアラームをセットしたが、
眠くて寝てしまって、
次にハット起きたのが6:20。
その間に夢を見たのだそう。
母はあまり夢って見ないのだが、
ここからは夢の話。
老人クラブの集まりで車で外出していたところ。
疲れたから、今日はここに車を置いて帰るという。
老人クラブの仲間達も、
そうしな、車はここに置いてても大丈夫だからと。
その場所は、家から車で数分の、
自転車屋のところ。
自転車屋は、caverunaの同級生の店だ。
そこのお母さんとかも一緒にいて、
鍵閉めなくても大丈夫だよ♪って。
母は、鍵大丈夫なの?そのままで?と言っているうちに、
父は車を降りて、すたすた歩いて行ってしまったのだ。
追いつけないくらいどんどん離れていく父に、
「待って~!」と必死に追いかける母。
そしたら、突然くるっとこっちに振り返り、
ニコ~っと最高の笑顔を見せた父。
母が、さらに「待って~!!!」と叫んでいたところで
目が覚めたそう。
一年前のGW、
入院した能代の病院へ、
花見の出店で買った点滴ジュースを
ウケ狙いで持ってったら、
めちゃくちゃ喜んで、
大爆笑した時の笑顔。
2月くらいからずっと調子が悪くて、
笑顔が消えていた父が、
久しぶりに笑ったと、母が喜んだっけ…
あの時の笑顔が忘れられず、
今でも時々話すことがあるくらい。
まさに、あの時の笑顔だったと母は言う。
死に目に会えなかった母に、
父は会いにきたのかな…
最高の笑顔で。
いい夫婦だにゃ・・・
たった20分の間に見た夢。
その夢を鮮明に覚えていて、
説明する母は、
嬉しさのあまり、泣きならなの報告。
その事を、どうしても話したかったと、
電話してきたのだ。
よかった…本当によかった…
自分で見たわけじゃないのに、
その夢の光景と、父の笑顔が、
こっちまで飛んできて、涙が出た。
もらい泣きって、まさにこういうこと。
コロナのせいで、
葬儀以来帰省できていないので、
納骨も延期中。
母も、もう少しそばに遺骨を置いておきたいと、
毎朝骨壺を撫で、話しかけているらしい。
先日父の夢を見たばかりのcaverunaですが、
私はまだ見てない、いいなぁ〜と言っていた母。
お盆に帰省して納骨する予定なので、
最後に今までありがとうと、
母に逢いに来たのかな。が、
それにしても、闘病の約1年は、
しんどそうな顔しか見ていないのだが、
少なくとも母と私には、
今、とびっきりの笑顔が一番心に残っている。
それってなんて素敵なことなんだろうって・・・
たかが「夢」なのに。
あなたは私から遠く離れているけど
逢いたくなったら瞳を閉じるの…
夢でもし逢えたら、
素敵なことね…