叔父から手紙 [家族、親族]
毎朝、喪失感と対峙する。
そして、外に出れば、
いつものように太陽は降り注ぎ、
街に人が溢れ、
誰かがいなくなっても、
何も変わらない日常。
その違和感と戦う毎日。
いろいろあった3月も終わろうとしていた頃、
叔父から手紙が届いた。
正月にみんなで駆けつけてくれて励ましてもらい、
本人も一時痛みを忘れ、
タケノコと糸こんにゃくの煮物を「うまい、うまい!」と、
おかわりをして食べていたのが忘れられないと。
そうだった、お節料理とは名ばかりの、
田舎の母がよく作る煮物を、私は作って持って行った。
時間が無くて、ちょっと味が濃くなってしまい、
自分的にはいまいちだったんだけど、
田舎の味を亜聖も、北斗も覚えていてくれたのが嬉しかった。
最後の日も、心が折れそうになったけど、
そばに居てもらって心強かったと。
両脚を切断してからの2年間は、本人落胆からか、捨て鉢の気持ちとなり
ずい分と手こずり葛藤もあっとこと。
でも今は、何を食べても何をやっても、
亜聖の事を想い出し涙ぐんで、年齢のせいかな・・・と。
ゆっくり時間をかけて癒していきますという言葉でしめくくられた手紙に、
少し安心しました。
今度は、叔父の為に何かしてあげられること、ありそうな気がするので、
気にかけるようにしたいと思っています。
2018-04-16 17:30
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コメント(8)
叔父さんも前を向いて先に進もうと頑張ってるんですね。
おかわりした煮物はいいお話で泣きそうになりました。
by yamatonosuke (2018-04-17 02:07)
おはようございます。
記事を読むたびに悲しくてせつなくて。。。
コメントのしようがありませんでした。
季節が変わっていくごとに心の傷がいえますように。
by Rchoose19 (2018-04-17 07:46)
yamatonosuke様
食事制限もいろいろあって、
何を食べているのかもわからなかったけど、
なんか嬉しいなぁ〜って^_^
by caveruna (2018-04-17 10:12)
Rchoose19様
季節を感じて生きていけたら、
だんだんと気持ちも落ち着くような気がします^_^
そういう意味では日本っていいなぁって思います。
by caveruna (2018-04-17 10:14)
こないだから、寄せて頂いてたんですけど、
なんと書いてよいのやら・・・。
なんとも壮絶で、ついにか…と。
これで楽になれたのかなぁ…と思う反面、
何度も持ち直してたのは、
やはり亜聖くんは生きたかったのだろうな・・・と。
親の立場になれば、どんな姿になろうとも、
やはり生きていてほしかったと思うわ。
世の中は理不尽やのぅ。
生きたいと思う者が生きられず、
五体満足な者がいきなり自分から
世を去ってしまう。なんと贅沢で我儘な話や…。
残った者からすれば、これで良かったと
思わなければ。
唯一の救いは、
ご葬儀でのcaverunaちゃんの大活躍と、
caverunaパパな!。
パパ…葬式を盛り上げるなよ!(笑)。
でも、お経をよんでくれる人がいてよかった。
人間、なんでもできるように
なっておくべきやな。つくづく思うわ。
caverunaちゃんもいっぱいいっぱいですけど、
ご遺族のこと、気にかけ、声かけたって。
by 裏・市長 (2018-04-19 18:28)
裏・市長様
caverunaパパ、やるでしょ♪(笑)
今は、一人になった叔父が心配だけど、
きっと大丈夫、なはず。
たまには連絡しないとねー(汗)
by caveruna (2018-04-19 19:46)
式典の始まる間際に会社のベトナム人の女の子からの「ご愁傷様です」のメールと、ベトナムの故人に対するあの世への送り出し方の励ましメールに思わず涙してしまいました。
あの世へ旅立つ人への想いは世界共通なんですなぁ。
by ワンモア (2018-04-20 23:51)
ワンモア様
ですね・・・。
今は、いっぱい泣いていいと思います・・・。
by caveruna (2018-04-23 18:44)